Today’s memorandum
2003年8月7日いざ東京へ。
某印刷会社内定者懇談会のため。
行きは夜行快速ムーンライトながら92号。
定期夜行快速「ムーンライトながら」の臨時救済列車である。
この列車、今年までは、
臨時大垣夜行普通列車の名で、
165系急行型電車や113系近郊型電車、
いわば「かぼちゃ電車」を使っていたのだった。
今年からは183系特急型電車10両編成。
同時に快速格上げ、全車指定席化。
「8時ちょ〜どの〜あずさ2ご〜うで〜」
の、特急あずさ号と同形式である。
ムーンライトの愛称もついた。
さすが、乗り込むと特急型。
デッキはしっかりしているし、
座席もそこそこのリクライニングが出来る。
古くてガタがきているのはこの際大目に見ておこう。
(しかし、これが後に悲劇を招くことになる)
大垣を発車して穂積、岐阜、尾張一宮。
快適に飛ばす飛ばす。さすが特急型。
これならそれなりに良く寝れそうだ・・・。
と思ったのが甘かった。
台風である。
行きの京都駅で
びわこ花火大会が台風の影響で順延、とあったが、
そんなもんどころではない、
我らがムーンライト号183系電車が、
雨で立ち往生してしまったのだ。
目がさめればそこは東京の摩天楼・・・。
ではなく、雨の中の地方の小駅であった。
時刻はもう朝5時である。
予定では東京駅着は4時47分。
一体どれくらい停車していたというのか。
窓の外を見ると「掛川信用金庫」の文字が。
静岡県である。
それも、「掛川」から推測するに、
まだ静岡市も通過してないと思われる。
結局、小駅(後で金谷駅とわかる)には1時間弱停車した。
動き出した・・・はいいが次の駅で、また1時間弱停車。
周りの乗客の方々もキレ気味である。
ある旅慣れない少年が、人生経験豊富そうな老人に聞いた。
「東京には何時ごろ着きますかねえ」
老人曰く
「う〜ん、(ムーンライトは)定期列車の合間や貨物列車のスジを使って走るからねえ」
つまり、他の定期列車の合間を縫って走っているらしい。
そして衝撃的な一言。
「午後にはつくでしょう」
おいおい!
こっちは早朝到着のつもりで予定立てていたんじゃ〜!
僕なんかは夕方からの予定だからまだいい。
昼から予定立てていた人なんて最悪である。
静岡駅に着くのに2時間弱はかかったのではないか。
しかも、静岡駅到着前には、
「新幹線〜云々」と、
新幹線の利用促進案内が!
そりゃ格安夏休み限定切符の乗客が殆どのムーンライトから新幹線に誘導したほうが儲かるのは分かるけど・・・。
ちょっと某鉄道会社(敢えて名前は言わない)が
嫌いになった一瞬だった。
もっとも、格安交通手段で行くときには
ある程度のリスクの覚悟はしておけ、
という事が今回の教訓ということにしておきます。
そう、そして、
茅ヶ崎から横浜あたりを通過中。
車内がだんだん暑くなってくる気配が。
冷房が故障したようなのだ。
「古い車両」のガタがこんな所に来るとは。
終点も東京駅から車庫のある品川に変更。
結局、品川駅着は13時過ぎ。
さっきの老人の予言が図らずも的中してしまった。
汗だくだくになっての東京入りとなった。
到着を告げる車内放送。
車掌さんが乗客に3回くらい謝っていた。
「○到着が大幅に遅れて
○車内一部車両の冷房が故障しまして
○終着駅が変更になりまして
乗客の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
お詫びいたします」
迷惑である!もっと謝れ!
という嫌な感情と共に、
こんなときに乗務していた乗務員の方々も気の毒だよなあ、とも思ったりもした。
仕事なんだからお客様に非を詫びるのは当然なんだけどね。
でも、冷房故障はともかく
台風は・・・ねえ。
お疲れ様です。乗客の皆さんと乗務員の皆さん。
そんなところが普通電車の旅の楽しみだ。
と思ってしまうところに、
鉄道マニアである自分を感じた一日(半日)だった。
これから内定者懇談会だというのに。
そしてマクドで時間を潰しにかかるのだった。
つづく。
某印刷会社内定者懇談会のため。
行きは夜行快速ムーンライトながら92号。
定期夜行快速「ムーンライトながら」の臨時救済列車である。
この列車、今年までは、
臨時大垣夜行普通列車の名で、
165系急行型電車や113系近郊型電車、
いわば「かぼちゃ電車」を使っていたのだった。
今年からは183系特急型電車10両編成。
同時に快速格上げ、全車指定席化。
「8時ちょ〜どの〜あずさ2ご〜うで〜」
の、特急あずさ号と同形式である。
ムーンライトの愛称もついた。
さすが、乗り込むと特急型。
デッキはしっかりしているし、
座席もそこそこのリクライニングが出来る。
古くてガタがきているのはこの際大目に見ておこう。
(しかし、これが後に悲劇を招くことになる)
大垣を発車して穂積、岐阜、尾張一宮。
快適に飛ばす飛ばす。さすが特急型。
これならそれなりに良く寝れそうだ・・・。
と思ったのが甘かった。
台風である。
行きの京都駅で
びわこ花火大会が台風の影響で順延、とあったが、
そんなもんどころではない、
我らがムーンライト号183系電車が、
雨で立ち往生してしまったのだ。
目がさめればそこは東京の摩天楼・・・。
ではなく、雨の中の地方の小駅であった。
時刻はもう朝5時である。
予定では東京駅着は4時47分。
一体どれくらい停車していたというのか。
窓の外を見ると「掛川信用金庫」の文字が。
静岡県である。
それも、「掛川」から推測するに、
まだ静岡市も通過してないと思われる。
結局、小駅(後で金谷駅とわかる)には1時間弱停車した。
動き出した・・・はいいが次の駅で、また1時間弱停車。
周りの乗客の方々もキレ気味である。
ある旅慣れない少年が、人生経験豊富そうな老人に聞いた。
「東京には何時ごろ着きますかねえ」
老人曰く
「う〜ん、(ムーンライトは)定期列車の合間や貨物列車のスジを使って走るからねえ」
つまり、他の定期列車の合間を縫って走っているらしい。
そして衝撃的な一言。
「午後にはつくでしょう」
おいおい!
こっちは早朝到着のつもりで予定立てていたんじゃ〜!
僕なんかは夕方からの予定だからまだいい。
昼から予定立てていた人なんて最悪である。
静岡駅に着くのに2時間弱はかかったのではないか。
しかも、静岡駅到着前には、
「新幹線〜云々」と、
新幹線の利用促進案内が!
そりゃ格安夏休み限定切符の乗客が殆どのムーンライトから新幹線に誘導したほうが儲かるのは分かるけど・・・。
ちょっと某鉄道会社(敢えて名前は言わない)が
嫌いになった一瞬だった。
もっとも、格安交通手段で行くときには
ある程度のリスクの覚悟はしておけ、
という事が今回の教訓ということにしておきます。
そう、そして、
茅ヶ崎から横浜あたりを通過中。
車内がだんだん暑くなってくる気配が。
冷房が故障したようなのだ。
「古い車両」のガタがこんな所に来るとは。
終点も東京駅から車庫のある品川に変更。
結局、品川駅着は13時過ぎ。
さっきの老人の予言が図らずも的中してしまった。
汗だくだくになっての東京入りとなった。
到着を告げる車内放送。
車掌さんが乗客に3回くらい謝っていた。
「○到着が大幅に遅れて
○車内一部車両の冷房が故障しまして
○終着駅が変更になりまして
乗客の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
お詫びいたします」
迷惑である!もっと謝れ!
という嫌な感情と共に、
こんなときに乗務していた乗務員の方々も気の毒だよなあ、とも思ったりもした。
仕事なんだからお客様に非を詫びるのは当然なんだけどね。
でも、冷房故障はともかく
台風は・・・ねえ。
お疲れ様です。乗客の皆さんと乗務員の皆さん。
そんなところが普通電車の旅の楽しみだ。
と思ってしまうところに、
鉄道マニアである自分を感じた一日(半日)だった。
これから内定者懇談会だというのに。
そしてマクドで時間を潰しにかかるのだった。
つづく。
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